上海へのトランジットで迷わない入国の方法と準備するものを細かく紹介していきます
今回は、中国旅行で人気の上海でトランジット入国した際の方法を書いてみたいと思います。
今回、私が使用した航空会社とルート・日数などは以下の通りです。
航空会社 :春秋航空(スプリングジャパン) 入国ルート:福岡空港発 上海浦東行 出国ルート:上海浦東発 ソウル行 滞在日数 :2泊3日(11月22日〜24日) 宿泊先 :パークハイアット上海(上海柏悦酒店)
※2023年11月22日の情報です。
トランジットとは
トランジットとは、目的地に直行するのではなく、乗り継ぎや飛行機の燃料補給のために途中の空港に着陸することを指します。概ね以下の3つをトランジットと呼んでいます。
- トランジット:目的地までの補給のために降りること
- トランスファー:目的地までに飛行機を乗り換えること
- ストップオーバー:乗り換え地での「途中降機」
今回の中国・上海では144時間のトランジット滞在が可能です。
※トランジットの時間は、到着した翌日午前0時からカウントされます。
トランジットの条件
トランジットビザ免除制度利用の条件を説明します。
条件は単純で、A国(地域)→中国→B国(地域)と移動することです。
中国本土から香港・マカオ・台湾などへの移動でも条件を満たします。
単純ですがこれが非常に重要な部分です。
とにかく中国へ来た国と別の国(地域)へ向けて出国すれば何ら問題ありません。
例としてあげるなら、『日本から中国、中国から韓国』や『日本から中国、中国から香港』、『日本から中国、中国から台湾』などです。
出国した後の移動先での入国については定められていません。とにかく第三国へ移動すること。
ですので『日本から中国、中国から香港経由で日本』や『日本から中国、中国から韓国経由で日本』なども問題ありません。経由地で入国せずにすぐの飛行機で日本へ帰国しても大丈夫です。
逆順で『韓国から中国、中国から日本』などでも条件は満たします。
要するに中国へ来る直前に居た国とは別の国へ向けて出発すれば条件は満たされます。
全く別の航空会社や違うアライアンス、LCCなどの乗り継ぎでも大丈夫です。いずれかの航空会社や船便など第三国に行くチケット(搭乗券ではなくEチケットでも可能)を持っていれば問題ありません。
ただし、スマートフォンの画面のEチケットでは入国の際の審査官の判断次第でNGになる可能性や、スマートフォンのバッテリー切れなど不測の事態が起きないとも限りませんので可能ならEチケットなどは自宅やコンビニなどでプリントアウトして持っていく方が良いと思います。
出国前に準備するもの
- パスポート
- 中国(上海)行き航空券
- 中国から出国する第三国行き航空券(船便の場合はチケット)
※家族やグループなどで取得したチケットの場合は、搭乗者全員の名前があるか必ず出国前に確認しましょう。チケットに全員分の名前がないと入国できません。 - 宿泊先予約と予約表
※滞在日数分が必要
※宿泊先や予約票が複数の場合は、全て用意する
トランジットに必要なものと注意点
トランジットに必要なものは主に以下のものです
- パスポート
- 中国までの搭乗券(半券)
- 中国から第三国へ出国する搭乗券
- トランジット期間中の滞在先(ホテルの予約表)
※短時間滞在の場合は行き先など
※知人宅などの現地人のところへ滞在する場合は別の様式が必要 - 空港ターミナル内で指紋登録が終わった時に出るレシート
- 入国時の健康申告完了画面のスクリーンショットかプリントアウトした紙
特に注意が必要なのが搭乗券で、航空会社で発行されているため見落としがちですが、必ず全員の名前が記載されているか確認しておきましょう。
実際に航空会社のチケットに代表者名しか記載されていなかったために入国が出来ず困っている方に遭遇しました。到着の時間帯によっては航空会社の電話受付が終了している場合もあるので出国前に確認しておいた方が無難と言えます。
上海(浦東空港)のターミナルの進み方
航空機を降りてからの空港ターミナル内での進み方です。
上海浦東空港は世界でも有数の広さを誇る空港で、ターミナルもめちゃくちゃ広いです。
飛行機から入国審査のところまで初めてだと20分〜30分ほどかかると考えておいてください。
まずは通路を出口に向かってひたすら進みます。
みんな出口に向かうと思うので基本的には飛行機から降りた人について行っても良いです。
ここ(下の写真のところ)で外国人と中国人で別れます。
外国人は左の方へ進みます。
私の使用した便では中国人が多かったようで、ほとんどの乗客が右に行きました。
指紋登録の場所と方法
外国人が中国に入国するには必ず指紋の登録が必要です。
分かれ道のすぐ先にこのようなエリアがあるのでそこに向かいます。
登録は機械(以下の写真)を自分で操作して行います。
まずは指紋登録する機械の画面に出ている青のスタートボタンを押します。
すると色々な言語を選択できるので好きな言語を選択します。(私は日本語を選択)
次にパスポートの自分の情報や写真などがあるページを読みこませます。(下の写真の場所)
次に指紋の採取です。
パスポートを読ませた場所の横が緑に光るので画面の指示通りに指を置きます。
各手の指4本と親指を2本並べての計3回だったと思います。
乾燥などで指紋の読み込みがされにくい場合はもう片手で押さえつけると上手く取れます。
指紋採取する機械の画面の指示通りに進めると完了するので特に難しくはありませんでした。
完了すると機械からレシートのようなものが印刷されますのでこれを必ず取りましょう。
入国審査
指紋採取が終われば次は入国審査の窓口へ向かいます。
指紋採取する場所の出口で先ほど別れた中国人の進む先と繋がっているので、そのまま出口の看板通りにエスカレーターを降りると矢印に沿って右に行きます。(最終的には写真の左奥へ向かう形になります)
順路を進むとゲートのようなものがあるのでそれを通過したらたくさんの窓口が並んでいるので一番奥まで行きます。
※中国の方やビザ入国する人とは窓口が別なのでここで別れて進みます。
一番奥まで行くと写真のカウンターがあります。
ここでカードを取り記入します。
台の横に椅子も並んでるので座って書いても良いです。
パスポート通りに記入すれば大丈夫です。
本人電話は日本の携帯番号、目的は観光で大丈夫でした。
中国の住所と電話番号は滞在先のホテルを書きます。
カードをGoogle翻訳のカメラで読み込んでみるとこのようになりました。
記入したら必要なものを全て持って窓口へ行きます。
あとは顔認証してトランジット入国手続き完了です。
審査官からは特に何も言われることなく完了することができました。
以上が中国上海の浦東空港でのトランジット入国の方法と流れでした。
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